介護事務管理士について

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介護事務の仕事では、介護サービスを取り扱う事業所において介護保険の請求手続きをメインに専門的事務を担当します。職種としては介護職でもあり事務職でもありますが、直接的に利用者の身体介護等を担当することは滅多となく、事務員としての要素が強い職種と言えるでしょう。
請求事務を行う上で介護サービス全般の知識がある方が業務を遂行しやすいことから介護職経験者、また業務として医療事務と類似した点が多いことから医療事務経験者の転職先としても人気が高い職場です。
業務の中心は事務仕事であることから、介護の分野で働きたいと考えているものの体力的に自信のない方や腰痛等身体に不安を抱えている方にとっては目指しやすい職場ではないでしょうか。
介護保険制度に則り請求事務を行う介護事務管理士の業務は、保険診療にて取り扱う金額も大きいことからそれなりに責任のかかる仕事です。適正として真面目さと几帳面さ、金銭を取り扱う責任感と正確性が求められるでしょう。

<介護事務管理士資格取得を目指すには>
介護事務に関する資格にはいくつか種類がありますが、そのうちの一つが介護事務管理士と呼ばれる資格です。受験資格は特に設けられていないため、介護の仕事に携わったことのない方でも独学で資格取得を目指すことが可能です。しかし、介護報酬請求業務は介護業界で就労経験のない方や医療事務経験のない方にとって独学で知識を深めていくには難しい側面もあるかと思います。その際は、通信教育による養成課程などを上手く利用して知識と技術を深めていくと良いでしょう。通信教育受講にかかる費用の相場は5万円前後です。
なお、この資格は技能認定振興協会が認定している民間資格で、学科試験と実技試験に合格することで取得することが可能です。民間資格と言うと、資格が取得できても有用性に不安が残る方もいらっしゃるかと思いますが、ケアクラーク資格とほぼ同等の有用性があると言われています。受験の合格率は約50%と言われています。未経験から介護事務への就職を目指す方は、この資格を所持していることが知識の証明となり就職活動に有意に働くことが多いので是非取得を検討してみてはいかがでしょうか。

<介護事務管理士が活躍する職場とは>
訪問介護ステーションや訪問看護ステーション、高齢者デイサービスセンター、特別養護老人ホーム、グループホーム、老人保健施設や各種医療機関等、介護保険を取り扱う事業所において活躍する職種です。

<介護事務管理士の待遇と展望>
介護業界は人口比率から想定して今後20年は需要が拡大していく分野であると言われています。介護分野において看護師や介護福祉士やセラピストのように直接的に利用者へサービスを提供する職種と比較すると介護事務職は一事業所内において必要な人員が少ないことから現在のところ求人がそれほど多くはないかもしれませんが、今後は今以上に求められる職種となるでしょう。
一方で、あくまで事務職に位置付けられる職種であるため、資格を取得していてもそれらが手当や給与に反映されることは少ないようです。一般的な介護事務管理士の平均月給は正社員の場合で18万前後と言われており、パートタイマーの場合は時給900円前後が相場です。こういった待遇面においては一般事務とさほど大差がないようにも思われます。
では、介護事務管理士資格を取得するメリットはどこにあるのでしょうか。ご存知の通り、日本は高齢化に伴い介護サービスの需要は年々拡大する一方です。意識して見てみると、居住地域の中にもいくつかの介護事業所を見つけることができるでしょう。よって、通勤圏を狭く設定しても就職先が見つかりやすい上、全国どこに移り住むことがあっても資格と経験を生かして新たに就職先を見つけることが容易である点が医療事務管理士資格を所有する最大のメリットと言えるのかもしれませんね。